タンパク質の基礎

今回はタンパク質についてお伝えしていこうと思います。

タンパク質とは

タンパク質とは5大栄養素の1つで、人体構成の主成分となり、アミノ酸が鎖状に多数結合した高分子化合物です。

  • 人体の細胞
  • 酵素
  • ホルモン
  • 神経伝達物質
  • 活発な新陳代謝

これらの物の材料となるのがタンパク質となります。

主に人体構成の主成分となるタンパク質ですが、糖質や脂質が不足した場合、エネルギー源として使わることもあります。よって、筋力トレーニングを行い筋肉をつけたい人は、エネルギー源としてタンパク質が使われないように、糖質や脂質をしっかりと摂取するようにしましょう。

タンパク質の多い食品

  • 鶏のササミ
  • マグロ
  • 豚ロース
  • 牛もも
  • 納豆
  • 牛乳

など

タンパク質の分類

タンパク質は

  • 単純タンパク質
  • 複合タンパク質
  • 誘導タンパク質

の3つタンパク質に分類され、が鎖状に多数結合した高分子化合物です。

単純タンパク質

単純タンパク質とは、アミノ酸だけで構成されたタンパク質の種類です。

食品に含まれる例

  • 牛乳(ラクトアルプミン)
  • 卵黄(グロブリン)
  • 大豆(グルシニン)
  • 小麦(グルテニン)
  • 骨、皮(コラーゲン)

など

複合タンパク質

複合タンパク質とは、アミノ酸と他の物質が結合したものです。

食品に含まれる例

  • ながいも(糖タンパク質)
  • 牛乳(カゼイン)
  • 卵黄(ビデリン)

など

誘導タンパク質

誘導タンパク質とは、タンパク質に熱や酸などが加わり変化したものです。

食品に含まれる例

  • ゼラチン

など

タンパク質の摂取量

タンパク質の摂取量は、運動量や代謝量など様々な条件によって変化します。激しい運動後やケガをした時は、必要摂取量は増加します。タンパク質の摂取量は不足すると、新陳代謝や皮膚、血管の弾力の低下につながり、結果的に免疫力や体力の低下につながります。

タンパク質を体内で有効利用するために、ビタミンB6の摂取も積極的に取り入れましょう。

タンパク質の過剰摂取には注意

腎臓への負担

タンパク質を過剰に摂取すると腎臓に負担をかけ、腎臓の弱い人は腎臓機能を低下させてしまうおそれがあります。過剰に摂取されたタンパク質は、体内に貯蔵されることはなく、尿として体外に排出されます。尿を生成する際にタンパク質は腎臓でろ過されるのですが、そのタンパク質の量が多いと腎臓に負担をかけてしまうということです。

骨粗しょう症や尿路結石のリスク

動物性タンパク質の摂取量が多いとカルシウムの尿中排泄量が増加し、骨粗しょう症のリスクを高めてしまう可能性があります。

また、日常的に動物性タンパク質を多く摂取している人は、そうでない人に比べて尿路結石になりやすいとも言われています。

まとめ

三大栄養素の1つで、人体を生成する主成分として大切なタンパク質ですが、過剰摂取には十分気を付けましょう。

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